勉強の進め方

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通関士の勉強のポイント

通関士試験を受験するにあたって、どのように勉強したらよいのか、迷ってしまうこともあるかもしれません。

試験に合格するレベルに達するには、一般的に基礎的知識に約200時間、問題演習に約150時間、合計350時間前後の勉強時間が、必要といわれています。

そこで、なるべく効率的に勉強を進めるための、ポイントを取り上げてみました。

まずは過去問題から

通関士の試験の出題範囲は、非常に広範囲にわたっています。しかし、過去に出題された問題を分析してみると、実はよく出題される部分は、そんなに多くないことがわかります。

限られた時間内で、通関士試験に合格する力をつけるには、出題頻度の高い部分を集中的に、勉強するのが効果的です。

このため、まず最初は、とにかく過去問題を解いてみて、一体どこからよく出題されるのかを、よく知ることが大切です。

過去に出題された4〜5年分の通関士試験を、3〜5回繰り返し解いておくと、参考書を読んだときにも、チェックポイントがすぐにわかるようになります。

具体的な勉強の進め方は、以下のような方法があります。

1.過去問題を繰返し解く
    ↓
2.参考書や法令集を読んで勉強(*関税法から始める)
    ↓
3.過去問題や予想問題集を繰返し解く
    ↓
4.参考書や法令集を読んで勉強
    ↓
5.通関士の試験日がせまってきたら、それまで解いた問題で、
  正解率の低い問題をピックアップして、再度復習!
  (不得意部分の克服)

このように問題集と参考書を、何度も繰り返し勉強するのが、一番の合格への近道です。

通関士試験に合格した方の体験記を読むと、その多くは数冊の参考書や問題集、講座のテキストだけに絞って、何度も繰り返し勉強したという方が多くなっています。

*参照→通関士試験の対策

どの科目から勉強するか

通関士試験では、3科目の試験が実施されますが、最初に勉強したいのは、ズバリ「関税法」です。

この関税法は、貿易に関する輸入と輸出についての、基礎を知ることができる法律です。

この基礎を最初に理解しておくと、他の法律を勉強する場合にも、その内容を早く習得することが可能になります。

通関士試験に出題される法律は、この関税法がベースになっており、その他の法律は、関税法を補足する構造になっているのです。

なお通関業法は、通関業者や通関士の業務を規定している法律で、他の法律から独立したものになっていますが、やはり貿易の基礎である関税法を、勉強してからの方が理解が深まります。

早く法律用語になじむ

通関士以外の資格試験でもいえることですが、その分野の法律用語に、早くなじむことが大切です。

これには、参考書と法令集を併用して、日頃から条文にも慣れておきましょう。特に通関士に関する法律は、普段なじみのない用語が多くでてきます。

ただし、全ての条文を読みこなす勉強ではなく、出題頻度の高い条文だけを念入りに読み込んでいれば、試験のときも困ることはないでしょう。

原則を理解してから例外へ

通関士の過去問題を解いてみるとわかりますが、法律の例外事項になっている事柄が、たびたび出題されています。

このため、参考書や法令集を読む場合は、まず、原則として定められている事柄をしっかり勉強してから、例外事項を覚えるようにするのがポイントです。

通関士の試験では、独特の言い回しやわずかな語句の違いを、正確に区別できるかが、試験の合否に大きく関わってくることが多く、ほとんどの場合、例外事項を扱っている問題のケースです。

繰り返しになりますが、例外事項がよく出てくる部分は、まず、何が原則なのかを頭において、勉強を進めていくようにしましょう。



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